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子育ての悩み解消コラム

乳幼児期(0~5),児童期(小学生),思春期(中・高生)

「母親の不幸」は子供の責任? 「自己犠牲」な考えから抜け出す為の対処法

子供というのは不思議なもので、親(特に母親)が辛そうにしていたり不幸そうに嘆いていたりすると「自分のせいかもしれない!」「なんとかしなくちゃ!」と思ってしまうものです。

 

 

幼少期においてはそれほど分別もつきませんし、必死に母親の為に何かしようとしてくれる姿はとても可愛くてほっこりするものですが、、、、これが大人になっても続いてしまうと中々大変です。

何とか母親の機嫌を損ねないように気をつけたり、「母親を幸せにしなくちゃ」という意識で自己犠牲的に動いてしまったり、

素敵な恋人が出来たけど親が猛反対するから結局別れてしまったとかですね。

 

また、母親も何かと子供のことに口出しをし、何かあるとまるで「不幸なヒロイン」かのごとく嘆いて子供の成長を止めようとしてしまったりします。

これが親離れ・子離れ出来ない原因の一つでもあるのですが、今回はこの、言わば「誰かの為に自分を犠牲にする」意識から脱出する為の対処法をお伝えしたいと思います。

「誰かの為に自分を犠牲にする」意識から脱出する為の対処法

根本的なお話ですが、貴方の人生はあなたのものですよね?他の誰のものでもありません。

それと同じように母親だろうが父親だろうが、自分以外の人の人生はその人のものです。「誰かが幸せにしてくれるのを待ってます~♪」なんて意識を持っていた所で、誰も幸せになんてしてくれるハズが無いんですよ。なのに、親が不幸そうにしていることに関して、何故自分を責める必要があるのでしょうか?

 

要は自分で自分を幸せにすることが一番大事であり、「親が~してくれないから」「親のことを~しないといけないから」ではいつまで経っても自分が満たされることはないのですよ。

 

どうしても子供は親が悲しそうだと自分を責めたり「なんとかしなくちゃ」と思ってしまいますが、親だって一人の大人。

自分で自分のことを幸せに出来るハズですし、究極的に言えば自分以外が自分を幸せにすることなんて出来ません

 

幸せとは?

 

因みに世界3大心理学者の一人であるアドラーは「幸せ」を次の3つからなるものだと定義しています。

 

幸せの3つの定義

自分が自分を好きである
(⇒自己肯定感を持つことが出来、自分は自分で良い(I’m ok)の意識を持っている)

他人を信頼・肯定出来ている
(⇒他者肯定、自分も良いし相手も良い(I’m ok, you are ok)の意識を持っている)

他者に貢献している
(⇒他者貢献。人間は他人に貢献し「自分は人の役に立っている」と感じることが一番大きな幸福感を持つことが出来る)

確かに自分の事が好きで、他人も良い人ばかりだなーと思えて、且つ自分が人や社会の役に立てていると感じられるなら幸せですよね。

ただ、ここには1つ注意点があって、⇒②⇒③の順番で満たしていかないと意味がないのです。

 

①⇒②⇒③の順番で満たす必要がある。

つまり、

自己肯定

他者肯定

他者貢献

 

の順番で満たして初めて幸福感を持てる、ということです。

因みになんですが、これに関してこんな実例があります。この「幸せ」の定義の話をしていた最中にとある女性がこう言いました。

私は昔から母に「他人の役に立ちなさい」と躾けられて育ちました。自分のことや自分の考えを理解して貰える前に「人の役に~」と言われていたんです。でも、私はそれが苦しくて仕方が無かった。(中略)なので、私にとっては「他者貢献」自己犠牲なんです。

 

①⇒②⇒③においてまず①を満たせていない場合、つまり「自分が満たされていない場合」に他者への貢献ばかりを言われてしまう「義務」のように感じてしまうのです。それはつまり「自己犠牲」ですよね。

 

「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」

「あの子が欲しがってるんだからあげなさい!」

なんていうのが顕著な例です。

 

確かに「貢献感」は人間が幸せを感じる一番大きい要素ではあるんですけど、それが自分の中から出ていない場合はあまり意味が無い、、、という訳です。

逆説的に、先に自分から他者貢献していくことで「自己肯定」出来るという側面もありますけど、、、まずは「自分で自分を幸せにする」を優先してください。

 

自分を幸せにすることを意識し、行動する

 

自分を満たす行動例

  • お金を節約しなくちゃダメだけど、、、「コレを買ったら絶対自分は幸せ!」というものに思い切ってお金を使う
  • 嫌なものにはハッキリ嫌だと言う、もしくは嫌な気分になってしまうものから距離を置いて不快感に身を置かない
  • チョコレートを食べる、海の近くに行く、お笑いを見る、食べたい物を食べたい時に食べるなど、「これをしたら自分は心地良い・幸せな気分になる」ことを日常的に行う
  • 普通に考えたらこうだけど、、、というような「理性で考えること」よりも、やってみたいな・やりたいなという「感情的な欲求」を優先する
  • ずっと行ってみたかった場所に行ってみる、やってみたかったことをやってみる etc

というような事を意識することで「自分で自分を幸せにする」ことが出来ます。

なので、まずは自分で自分を満たしましょう。まず自分が満たされていれば、その分多くの人を満たしてあげることが出来ます。

 

自分が満たされていないのに他人を満たそうとばかりしてしまうのは「自己犠牲」になり得てしまいます。

そして難しいことに、「他人に自分を満たして貰う」というのは期待出来ません。。。残念ながら。なので是非、「自分で自分を幸せにする」を意識してみてくださいね。

 

貴方の母親の人生を幸せにする責任は貴方には無いのですよ。

母親の人生は母親のもの、子供の人生は子供のもの。

「自分の人生を幸せにする」という責任においては、自分以外がどうこう出来るものではありません。

 

 


この記事を書いた認定講師
宗利盾基

「“生き辛さ”の連鎖を止めたい」。

そう思い、僕は交流分析やコミュニケーション・プロファイリングを使った活動を続けています。

 

どうしても一人で抱え込んでしまったり、お子さんやご家族などの自分以外の為に頑張りすぎてしまう方が多い現代の世の中。

 

子育てに関する学術的な知識をお伝えすると共に、まずは「子育てに悩むお母さんご自身」を救うことでより良い愛着形成の循環を生み出せると信じています。

飛行機のアナウンスでも「お子様よりも、まずはご自身が先に酸素マスクを付けて下さい」と言うのです。

まずは自分自身が満たされ、そして周囲も幸せに出来る。

そんな人をちょっとずつでも増やし、世の中の「生き辛さ」や「心の痛み」に苦しんでいる人を少しでも減らせるように活動を続けて参ります。

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