「良かれと思って」の中にある盲点
子育て中のお母さんであれば、お子さんのためを思って栄養バランスを考えた食事を作ったり、お子さんが楽しめる場所に出かけたり、幼い頃からスポーツや習い事などの機会を作るなどされた経験があるかと思います。
人にはそれぞれ固有の価値観や捉え方という主観があります。
人のためにと私たちが考える時多くの場合はこの主観に照らして「これは相手にとって嬉しいことだろう」と判断し、行動するわけです。
けれどこの主観には落とし穴があり、自分にとっては嬉しいことが相手にとっては好まないことである場合もあり、これは親子の関わりでも同じようなことがいえます。
子育てコミュニケーション心理学では、人が生まれながらに持っている気質についてお伝えしているのですが、この気質の違いによって好む関わり方に違いが生じます。
お母さんとお子さんの気質が違えば、お母さんが良かれと思っていることが、実はお子さんにとっては好まないことである場合があるのです。
ご相談に来られた子育て中のお母さんに気質診断結果をお伝えすると、こうしたケースも多く、「今まで良かれと思ってやらせていたことは、子どもにとってはそうではなかったのですね。早く知ることができて本当に良かったです。」というご感想をいただくこともあります。
普段お子さんと関わる中でいつも同じことで叱っていたり、何度も同じことを言っていると感じる場合、もしかしたらお母さんの良かれと思ってはお子さんの好むことと違うのかもしれません。
お子さんが好むやり方や得意とすることを理解し、真にお子さんの心を満たす子育てを始めませんか?
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この記事を書いた認定講師
鈴木巳千
講師の情報は2019年12月18日現在の内容です